四川大地震のための募金活動の報告


募金へご協力頂いた皆様へ

四川大地震のための募金活動の報告

 私たちは、2008年5月12日に四川省大地震が発生して間もなく、岩手大学中国留学生学友会を中心として、「四川大地震被災児童を救う会」を設立し、直ちに募金活動を始めました。岩手大学キャンパス内や街頭での募金活動などにより、中国留学生、岩手大学教職員、企業様、及び市民の皆様から、2008年10月26日までに、85万円の貴重な支援金をお預かりいたしました。募金を頂いた皆様、募金活動に参加して下さった皆様、本当にありがとうございました。

 「四川大地震被災児童を救う会」は「目に見える救援」を目指し、被災地の子どもの教育、生活を応援し、一日でも早く子どもたちが笑顔を取り戻せるよう、努力してまいりました。募金の使い道には少し悩みましたが、「暖かいジャケットの新年の願い」という新聞記事を中国新聞『大連日報』で見つけました。四川省は中国の南に位置していて、普段の冬は寒くありませんが、地震で、家も学校も全部崩壊し、仮設住宅で過ごす冬は非常に寒くなっていました。四川省安県茶坪郷中心小学校の366名の児童は、厳しい冬を暖かく過ごすために、「暖かいジャケットがほしい」という新年の願いを持ちました。この素朴な願いを知り,私たちは大変感動して、子どもたちの願いを叶えようと決めました。

中国でのジャケットの購入、マークのデザイン、運送などの手続きは中国に住む会員の家族に協力していただきました。そして、新年を前に366名の小学生、全員にジャケットを手渡すことができました。ごらんの写真のように、ジャケットをもらった子どもたちはステキな笑顔をしていました。



補足説明

*真ん中の写真は昨年末の茶坪郷中心小学校での集合写真です。全校児童の三分の一にあたる小学生が写っていますが、そのほかの三分の二の子どもはまだ学校に戻れず、他の省に避難していたそうです。

*ジャケットに「ハートマーク」と「茶坪郷中心小学校」「日本岩手大学中国留学生」の文字を印刷しました。また、「ハートマーク」には、「岩手県 四川安県」と書いております。

*ジャケットには77万円を使いました。(一枚当たり2100円相当/140人民元)。残りの額で小学生全員にノートブック20冊ずつ配る予定です。

以上、簡単ですが、募金活動の報告とさせていただきます。

  皆様、ご協力頂き本当にありがとうございました。





四川大地震被災児童を救う会代表

前岩手大学中国留学生学友会会長

                  2009年1月25日

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